Windows ノートPCをモニターとして使用する方法

  上の写真は、Android端末の映像出力先をWindowsノートPCとしています。これはWindows PC/ Android 端末に備わっているワイヤレスディスプレイ/ キャストにより実現しています。

  今回は、Windows PCのモニターとして他のWindowsノートPCを使用、あるいはAndroid 端末のモニターとして、WindowsノートPCを使用する設定について記載します。

接続の前提

  WindowsノートPCを他のWindows PC、あるいはAndorid 端末のモニターとして利用する場合の前提は以下です。

   -いづれもログインした状態であること

   -自宅などの同じWiFi環境に接続していること

  なお、WiFiでの接続となりますが、HDMIなどの有線での外部モニターへの接続と比較すると、接続元での画面表示から 接続先のノートPCでの画面表示まで 遅延が生じます。このため、サブ的に運用すると前提での記載です。

Windows 10 PCでの設定、接続

  接続元・接続先のWindows PCともに同様に設定する必要があります。

  設定画面を開き、中央の検索窓に「プロジェクション」と入力し、表示される項目から「プロジェクションの設定」を選択します。

  「このPCへのプロジェクション」の画面に遷移しますが、初期設定では使用できる状態になっていない（機能がインストールされていない）ため、「オプション機能」を選択しインストールを行います。

  以下の画面となりますので、「ワイヤレス」と入力し「ワイヤレスディスプレイ」にチェックを入れ、下の「インストール」を押下します。

  インストールされましたら「このPCへのプロジェクション」の画面に戻り、赤枠を以下の事例のように設定します。なお、「どこでも使える」の項目の初期設定は「常にオフ」となっていますが、他項目も含めて「常にオフ」以外は選択肢の任意の項目での設定です。

  接続元・接続先ともに上記（あるいは以下のWindows 11での設定）が完了した前提ですが、タスクバー右端から通知エリアを開き、「接続」を押下します。

  接続先の候補が表示されますので、これを押下します。接続元の画面にブルーでの確認画面が表示された後、Windows ノートPCに画面が表示されます。

Windows 11 PCでの設定、接続

  Windows 11の場合もWindows 10と概ね同じですが、画面レイアウトが異なります。

  設定画面を開きます。

  「システム」の「このPCへのプロジェクション」を選択します。

  項目の設定はWindows 10と同じです。なお、「ワイヤレスディスプレイ」がインストールされていない場合、前の画面で「オプション機能」の項目がありますので、Windows 10と同様にインストールを行います。

  接続は「システム」「ディスプレイ」へと進み、「ワイヤレスディスプレイに接続する」にある「接続」を押下します。

  Windows 11 PCの画面右下に以下の画面が表示され、「使用可能なディスプレイ」に接続先が表示となりますので、これを押下します。

Android 端末からの接続

  Android 端末から Windows ノートPCに接続する場合、Andorid 端末にて「ワイヤレスディスプレイ認証・画面のキャスト」を有効化する必要があります。有効化の手順は、Androidのバージョンやブランド独自のカスタマイズにより異なりますので、ここでは有効化されている前提で記載します。

  Android 12の場合、「開発者向けオプション」にて「ワイヤレスディスプレイ認証」を有効化できます。

  コントロールパネルに「画面のキャスト」を表示すると便利です。

  「画面のキャスト」をタッチすると以下の画面になりますので、接続先（ノートPC）をタッチすることにより接続できます。今回、複数のWindows PCとWindows ノートPC、AndroidとWindows ノートPCを接続してみましたが、Androidの画面表示がより滑らかです。

  Chuwiには、カスタマイズされたラップトップ、タブレットPC、妥協のない品質、安定性、サポート、パフォーマンスを備えたミニノート pcエクスペリエンスの世界有数のテクノロジーパートナーになるというミッションがあります。